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15 Nov 2011 07:52:55 am |
水資源(1) |
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エネルギーより深刻な水資源問題
私たちの体の70%は水でできている。直接生命に関わる問題と言う観点から言うとエネルギー問題よりも深刻と言える。
持続可能社会としては早急に解決しなければならない問題である。
200年前には10億人であった地球人口は70億人を超えた。その半数以上の人は安全な水を得るすべが無いのが現状である。
今朝のZDF(ドイツ中央テレビ)は水資源の枯渇を特番として報道している事をニュース番組Heute(今日)で伝えており、そのハイライトが紹介されていた。
中国で進む砂漠化が取り上げられていた。北京市の黄砂は年々その度合いと頻度が増し砂漠が近づいてきている事を感じさせるとリポーターは言う。インタビューで中国の科学者は北京市は砂漠化する前により深刻な水不足が問題となると予測していた。現在中国では7億5千万人が飲料水を自由に手に入れる事が出来ないと言う。
中国の水資源問題はウィキペディアにも詳しく説明されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E7%A0%82%E6%BC%A0%E5%8C%96%E5%95%8F%E9%A1%8C
EUでは1960〜1970年代の水質汚染公害の問題を機に1983年に「飲用水規則98/83/EC」が制定されその中で48項目の微生物と有害物質を特定してそれらの含有率を細かく規定した。各国はこれを厳正に守る事が義務付けられている。このお陰でEU域内の河川、湖沼の水質は驚くべき改善がなされた。
スイスに流れの源を発しドイツ、フランスを流れオランダから北海に流れ込むライン川は、その流れの途中幾つもの都市の上水道として利用され、排水は浄化されたのちラインへ戻され、また次の都市が利用すると言うリサイクルが行われており、ライン川の水量の10倍のが利用されている。まさに「ファクター10」が実現している。
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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