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26 Jan 2014 11:47:25 am |
エネルギーシフト |
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エネルギーシフト後のビジネスモデルの研究
Wirtschaft Magazin 2014-01-22
ドイツのフラウンホーファー研究所、風力とエネルギーシステム研究所(IWES)カールスルーへがこの度発表した「エネルギーシフトの為のビジネスモデル」は科学者が考えたエネルギーシフトは新しいビジネスモデルになり得るとの研究成果である。
IWESが今回行った研究では、広範囲にわたるシミュレーションの結果、特にエネルギーシフト関連の研究開発への投資は、最大に控え目に予測しても2050年までの間、十分採算が取れる事を数値的に証明できたとしている。
ドイツは現在年間830億ユーロ(10兆8千億円)の化石燃料費を出費しているが、これを40年後にゼロにするような割合で、省エネと再生可能エネルギー(再エネ)に置き換える初期投資を続けて行くと、これから15〜20年後には損益分岐点が来て、その後は減り続ける化石燃料輸入費分で省エネ・再エネのコストを賄えるようになる。その後は化石燃料輸入量は減少し続け40年後には輸入コストはゼロとなる。
再エネの設備の製品寿命は30年程度である為に、換装需用が出始めて設備投資は続き、産業の振興は維持される。省エネ技術は保守や最適化の為に恒常的に人的サービスを必要とするので雇用は維持される。
省エネ・再エネ技術は進歩する為に研究開発が必要である。最適化や維持管理には高度な専門教育と経験が必要である。その為に教育システムも必要となる。
<以下略>
原文(ドイツ語)URL:
http://www.wirtschaft.com/studie-energiewende-als-erfolgreiches-geschaeftsmodell/
エネルギ―シフトが行われた後の産業の形態の研究が行われているドイツに対し、国内原発の再稼働、海外への火力発電所と原発輸出を画策している安倍政権はまるで異なった時代にあるかのようである。今も鎖国が続いているのかと錯覚を覚えてしまう。 |
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カテゴリー : 他メディアより |
Posted By : dantesforest |
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