電車はエネルギー効率の優等生
電車はバスに較べて2.5〜5倍エネルギー効率が高い。車に較べると17.5〜35倍エネルギー効率が高い。実際、米国内の平均的な自動車よりもフィリッピン、マニラ市の電車システムは59倍のエネルギー効率である。北京でも同じ結果が出ている。
人口密度がより低い欧州の都市に於いても自動車より路面電車の方が7倍エネルギー効率が良い事が実証されている。
架線から電気を供給する電車は車上にエネルギーを保存する必要が無いので、システムが簡単になりより効率が良くなる。
カナダのカルガリー市の市電C-Trainはそのエネルギー源を風力に求めた事により、電車の電力を火力発電から供給した場合の2万トンのGHG ( Green House Gas、温暖化ガス)の排出を全くのゼロとする事ができた。風力タービンを導入した事により運賃は0.5%高くなり、導入当初は不評であったが、整備されたパーク・アンド・ライド・システムと相まって現在はカルガリー市民から愛され、北米でNo.1の乗車率を誇る市民の足となっている。
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