コンドラチェフ第6の波はグリーンサイクルに
当ブログの読者は既グリーンテクノロジーとそれを基盤とする経済活動の胎動が有る事は認識していると思う。持続可能社会を作る上でこれらのグリーンテクノロジーを根幹にして行く必要がある。この新しい産業を現在の経済の行き詰まりを打ち破る第六の波にして行く必要がある。
ファクター5では経済の波が起きる要因は次の3つが有るとしている。
1.以前のテクノロジーの魅力を失わすほど新鮮で強力な魅力を持ったテクノロジーの台頭。例えば鉄道輸送は決して非効率であるから衰退したのではなく、自動車と言う、人々を興奮させる魅力に負けたのである。
2.以前のテクノロジーで喚起されたニーズが新しいテクノロジーにより急激に顕在化する場合。例えば初代の巨大なコンピュータが出来た時にPCの潜在ニーズは作られた。その後航空宇宙産業はエレクトロニクスのマイクロ化技術を開発した。この二つが合わさって現在のディジタル・ネットワークや検索エンジンが個人で使えるようになり、巨大市場となった。人々のソフトウエアへのニーズは無限でIT開発はこれからも発展の一途をたどると思われる。
3.花々しく持てはやされたテクノロジーは必ずしも人類にとって有益で有ったとは限らない。蒸気機関、内燃機関、白熱灯、プラスティック、原子力発電、等これら全ては開発当時大歓迎を受けたものばかりであり、一世を風靡した。この間脚光を浴びる事は無かったが大変に有用なテクノロジーがたくさん開発されている。
これらの要素を考え併せて第六の波を起こして行かなければならない。持続可能性があること。大幅な省資源が可能であること。基本デザインから再検討すること、自然に学ぶバイオミミクリ―、グリーン化学、工業エコロジー、再生可能エネルギー、グリーンナノテクノロジー等で有る。
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