地球温暖化ガスの排出要因の40%が住居からで最大のファクターとされている。住居が消費するエネルギーの内訳を分類すると欧州型、アメリカ型、中国型と生活様式の違いにより分布に差が有る事が、主たるエネルギー消費はその順序は異なるが大体次がトップ6である。暖房、照明、温水、冷凍冷蔵庫、調理、エアコンである。これらの省エネ開発について一つ一つ紹介をして行きたい。最初は冷凍冷蔵庫を取り上げる。住宅の消費するエネルギーの12%が冷凍冷蔵庫により消費されている。各メーカーは効率の改善に努力を惜しんでおらず1980年から2006年のおよそ四半世紀の間に1200kWh/Jから400kWh/Jまで約66%の改善を達成している。しかし冷凍冷蔵庫は、遮熱構造、ドアの気密性能、高効率コンプレッサー、回転制御式対流ファン、庫内照明のLED化、従来下部に配置されていたコンプレッサーと放熱気ユニットを冷蔵庫の上部に配置する事で、放熱が冷蔵庫の周りを伝わって上がって行く事を防ぐ事で効率アップを行うなどの改善をして行くことで、更に50%の改善が望まれている。現在世界で最も省エネを達成しているのはSun Frost社(米・カリフォルニア州)の製品であると言われている。写真のRF16型は406リッター型で15kWH/月の電力消費とカタログに有る。
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