ダンテの森    
21 Aug 2011 07:27:59 am
まだ改善できる自動車
国土交通省と経済産業省は19日、自動車燃費について2020年度までに09年度実績比24.1%の改善を義務付ける新基準の原案をまとめたと報道されました。
輸送は地球温暖化ガス排出の23%を占めている大きな分野です。その内2/3は人の移動手段として残りの1/3は物流に使われています。23%のうち44%が自動車です。
自動車に給油される燃料を1とすると、その7/8はアイドリング、伝達ロス、周辺機器の負荷、摩擦ロスなどで失われています。残りの1/8がやっとタイヤに伝えられますが、その内1/2はタイヤの摩擦熱に変わり道路と大気を温めるのに使われます。最後に残った僅か6%のエネルギーが燃料から車を動かす力になってあなたとあなたの家族やペットを運んでいるのです。
車の総重量の95%は車自体の重量ですので、実際にあなたとあなたの家族が移動する為に役に立ったのは1%にも満たないのです。
自動車にはまだまだ改善の余地が残っています。既存技術を使うだけで直ちに25%は効率を上げる事が可能です。しかしその為に車の販売価格が上がりますが、この値上がり分は安くなる燃料代で約1年で回収が可能な金額となります。それ以外に重量の低減、空気抵抗の軽減、摩擦の低下そしてハイブリッド化と全ての改善を投入すれば50%の効率アップが可能でそのコストアップは約2年で回収が出来るのです。
日産が販売している電気自動車リーフは燃費124WH/kmで約3円の電気料金で1km走行できます。
カテゴリー : Factor Five | Posted By : dantesforest |
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