北極海の海氷面積が衛星観測を始めて以来一番小さかった2012年に次いで2番目となった。
今年夏の北極の最小海氷面積は過去2番目の小ささを記録したと米雪氷データセンターなどが発表した。最少を記録したのは9月18日で415万平方キロ。
北極の海氷は地球全体の気候を穏やかにするのに一役買っている。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の特別報告書は、北極の海氷面積は地球温暖化の影響で減少しており、今後も減り続けると指摘している。人工衛星による観測記録がある1979年以降で最も縮小したのは2012年の339万平方キロ。今年は07年と16年に並ぶ2位。
北極の海氷面積の年最少記録が小さい年は07年以降に集中している。毎年9月に最も縮小し、今年の記録は81〜10年の最小の平均値と比べて3分の2だった。【ワシントン共同】
毎日新聞2019年10月2日 東京朝刊
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以上は今日の毎日新聞の記事である。
北極の氷が解けても海面上昇は殆どないので心配ないと言う人たちがいる。確かに北極海の氷はもともと海の水が凍ったものであるのでそれが溶けても海面上昇にはならない。
しかし、氷で覆われると太陽光のエネルギーは殆ど反射されるが、氷が無い海面は太陽光エネルギーを吸収し海水温度が上昇する。海水温度が上昇した分だけ冬に結氷する量が減少すると言う負の連鎖が起きる。地球温暖化を進めることになる。
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このサイトでどなたでもJAXA提供の北極点の結氷状態を見る事ができます。 |