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10 Feb 2012 12:38:11 pm |
省エネ照明グッズ |
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取り付けるだけで蛍光灯の光を1.5倍にする反射板
世界のGHG(地球温暖化ガス)排出量の40%は建築物から出され、その約10%つまり全体の4%は照明に使うエネルギーから排出されている。オフィス、学校、商業施設の照明は殆ど蛍光灯であるが、その蛍光灯の電力消費は変わらず照度が1.5倍になると言う反射板が住友スリーエム株式会社から発表された。
省エネ対策として蛍光灯の間引きは一番手頃な方法であるが、作業環境、照明環境の悪化が問題であった。3M蛍光灯反射板EMシリーズはユーザーが自分で蛍光灯に取り付けるだけと言う簡単さで照度を1.5倍にできると言う。
【反射率95%の高性能反射板】
3M独自の表面反射方式を採用した高性能反射素材により、白色塗装(60〜85%)、アルミ鏡面(70〜85%)、銀蒸着反射板(85〜90%)を大きく上回る、95%の反射率を実現した。
【効果的に反射・集光する非対称設計】
反射板は非対称設計を採用し、蛍光管に戻る光や無駄な方向に出る光を制御しながら効率的に反射・集光する。また、反射板の角度が変えられるため、簡単に配光調節ができる。特に照明器具の角度調整範囲に制約がある場合は効果的である。さらに、反射板の方向を変えることで、2パターンの配光を選べる。
【簡単に取り付けが可能なキャッチャー方式】
現在使用中の蛍光灯器具から蛍光管を取り出し、キャッチャーにセットして器具に戻すだけで簡単に使用可能。購入者自身が簡単に取り付けできるため、時間や経費を抑え、手軽にご使用できるとしている。
http://www.mmm.co.jp/news/2012/info/20120125.html
同社は窓ガラスに貼るだけで70%の熱を反射するスコッチティントと言う製品も出している。これについては次のURLに詳しい。
http://www.film-eco.jp/
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09 Feb 2012 05:57:42 am |
進む世界の風力発電 |
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中国の風力発電産業は世界をリード2012年2月7日ブルームバーグ発
世界風力会議の発表によると、世界の風力発電は昨年6%増加し昨年設置された風力発電所の発電量の合計は41GW(ギガワット)となった。このうち中国が2/5を占めこの分野でのリーダーの地位を固めた。
中国は2011年中に18GW建設し、アメリカがこれに続き6.8GWでさらに、インドが3GW、このあとドイツ、英国、カナダ、スペインが続いた。
欧州各国政府の財政の悪化が風力発電への補助金のカットとなり、価格競争が一層厳しくなる中、欧州市場の中でも中国勢のSinovel Wind GroupとXinjinag Goldwindが健闘した。
世界風力会議のSteve Sawyer議長は世界の経済不況にも拘わらず「長期的に見てこの産業のファンダメンタルは大変明るい。」としている。
現在、世界の風力発電は238GWとなった。
昨年、アメリカに建設された6.8GWはアメリカの200万世帯分の電力に相当する。アメリカ政府は2030年までに20%を再生可能エネルギーに置き換えるとの目標を持って進んでいる。
日本の風力発電はいまだに2GWに満たない。風力発電は風まかせであてにならないとか、中には「かざぐるま等は子供のおもちゃ」等と言う学者が出る始末で、官・民・マスコミがこぞって原発を推進し、再生可能エネルギーから目をそらしてきた結果である。因みに原発の出力はだいたい1基1GWである。
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07 Feb 2012 05:56:08 am |
ZEBゼロエネルギービル |
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日本にもあるゼロ・エネルギー・ビル計画
経産省は2009年11月に業務用ビルをパッシブ・ソーラー設計等の先端技術で省エネ化を行い、付帯の設備による再生可能エネルギー活用でビル全体として年間の一次エネルギー消費が正味(ネット)でゼロあるいはゼロに近いビルを目指す「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」の提言を行っている。
ZEBは例えば次のような技術により省エネを行う。
■パッシブ建築の最適導入(外気を利用した夜間冷房など)
■天気変化に即応するブラインドと照明、さらには昼光利用に伴う冷房負荷増大も加味したブラインド・照明・空調の最適統合制御
■セキュリティー情報(人の入退室情報)を活用した照明・空調・OA機器制御
■個人(タスク)と周囲(アンビエント)を分割した照明・空調
その為には、
◆エネルギーの面的利用:複数のビル群のネットワーク化によるエネルギーの有効利用。
◆都市の未利用エネルギーの活用:河川熱、下水熱などのヒートポンプ利用。
◆テナントビル:オーナーとテナントのインセンティブ乖離、汎用性を確保する必要性(自社ビルのような思い切った省エネ設計が難しい)といった課題への対応。
◆標準化:統合制御を可能とするための設備・機器間のインターフェースやデータ仕様の標準化。
を必要とする。
しかし、この提言は旧自民・公明連立政権下で策定されたものである性か、2009年9月に政権を取った民主党は余り熱心では無いようで、その後積極的に推進されている様子が無いのは残念である。持続可能社会は政党のパワーゲームには関係なく推進されなければならないものだ。
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03 Feb 2012 09:45:36 pm |
船舶の省エネ |
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技術革新が大量物流に追いつかない
欧州委員会(EU)が1月19日に出した船舶のGHG(地球温暖化ガス)排出に関する意見の公募の記者発表の中で、世界の海運業界の努力にも拘わらず世界の船舶のGHG排出量は増加の一歩で現在3%である。このままで推移すると2050年には6%になるとしている。
本日まで東京ビッグサイトで開かれていたスマート・エナジー・ジャパン2012で貰って来た川崎重工のパンフレットに船舶の省エネについて書かれていた。
その一つはKawasaki RBS-F (Rudder Bulb System with Fin)と言う技術で舵に取り付けたバルブ(球状の物体)とフィン(翼)で、これによりプロペラが起こす水流の乱れを整え、プロペラの推進効率を2〜7%向上させることができる。この技術は既に100隻以上に装備されている。
もう一つは従来の球状船首を改造したSEA-Arrow(Sharp Entrance Angle bow as an Arrow)と言うタンカーやバルクキャリア―の船首の構造を変える事で6〜10%の省エネを達成している。
この様に新技術により船舶の省エネが進んでいるのに、それ以上に世界の物流が増加していると言う事である。地産地消を推進し世界の物流を減少させる事を指向する事で持続可能社会に近づく事ができる。
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01 Feb 2012 12:08:12 pm |
家の断熱性能 |
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建築の断熱性能を判断する為の基準値
建築物の断熱性能を表す値にはいろいろあるようだ。カタログを見ているとさまざまな表現が使われている。
Q値
建物全体の断熱性能を示す指標。室温と外気温とに1℃の温度差がある場合、床面積1m²あたり1秒間に出入りする熱量です。すべての部位、換気の熱の出入りを計算し、合計した値を延べ床面積で割って求めている。値が小さい程、断熱性能は高いということになる。[W/km²] 目安としては1.0以下であれば断熱性能が大変良いと言える。
R値
こちらは建築の部分ごとの断熱性能を表す値で、壁であったり、天井であったりする。性能の良い断熱材を適材適所に使う事で性能が出る。熱抵抗値とは、材料の熱の伝わりにくさを表す値。裏表に1℃の温度差がある場合に、ある厚さの材料の中を、面積1m²あたり、1秒間に伝わる熱量の逆数である。値が大きい程、熱が伝わりにくく、断熱性能が高いということになる。1/(熱伝導率/材料の厚さ)=材料の厚さ[m]/熱伝導率[W/m・K]=熱抵抗値で求めらる。[m²・K/W] 目安としては壁、床が2〜3、天井、屋根が4〜5でこの数字が大きいほど性能が良い。
次世代省エネ基準と言うのがある。日本全国を市町村別に気候によってI〜VIの地域に分けこの地域ごとに断熱や気密、日射遮蔽など住宅を建てる際に必要な性能を規定している。
次のURLで自分の地域がどの区分になっているかが分かる。
http://www.house-support.net/seinou/tiiki.htm
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