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09 Nov 2011 07:19:21 am |
ブログ休載のお詫び |
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1週間のお休みを戴きました。すみませんでした。
言い訳になるが、メキシコのホテルのインターネットの調子が悪くブログへのアクセスを断念せざるを得なかった。11月5日の早朝3時にホテルをでてヒューストン、ミネアポリスと乗り継ぎ成田に着いたのは6日の夕刻6時で帰宅は夜8時となった。帰宅後体調を壊し、昨日まで寝込んでしまい書き込みをする事ができなかった。8月15日に毎日書くぞと心に決めて始めたが、2か月ちょっとで大きな穴を空ける事になって誠に残念である。
潮出版社が出している総合月刊誌「潮」12月号からヴァイツゼッカー博士と創価学会インターナショナル会長の池田大作氏の対談が掲載される事になった。このなかでヴァイツゼッカー博士は「もし拙著『ファクター5』で描いたように、人口の安定化に成功し、技術の開発を成し遂げ、人間が幸福を得ようとして自然に与える圧力の指数を最低でも「ファクター5」にまで減らすならば、私たちにも確かにチャンスがあるのです。」と述べ、「ファクター5」を上梓するに至った経緯などが述べられている。日本のメディアが「ファクター5」を取り上げてくれる事自体嬉しい限りである。
今後の対談が楽しみである。 |
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30 Oct 2011 01:23:58 pm |
今日はお休みさせて戴きます。 |
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27 Oct 2011 02:02:17 pm |
閑話休題(1) |
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アメリカ人と自動車
テネシー州ナッシュビルからほど遠くない小さな町に来てから今日で2週間になる。ぼくが仕事をしている会社の広大な駐車場を見ると止めてある車が全く日本とは異なる事に気がつく。こちらで一番多いのはピックアップトラックで運転席と助手席、後ろに狭い2人掛けの座席が有り、短い荷台が後ろについている。大きさは日本なら2トン積みトラックぐらいだろうか、背も高いしなにしろ大きい。エンジンも5〜6リッターV型8気筒を積んでいる。トラックであるが荷物を運ぶのが目的ではなく通勤や買い物に普通に使っている。
今、アメリカの自動車産業は明るい兆しに沸いている。アメリカ人の所有する自動車の平均保有年数が15年になっており、不景気で我慢し続けてきた人たちも我慢の限界に来ているので買い替え需要が今後3年〜5年間は有るだろうと言うのがその理由だ。
一緒に仕事をしているビルはデトロイトから出張で来ている。デトロイトは都会だからこんなトラックには乗らないよねと言ったら、彼もトラックに乗っていると言う。ハマーに乗っていると誇らしげに言う。CSIマイアミと言う刑事ドラマをご覧になった事の有る人はご存じだが主人公のホレイショが乗っているあれである。1ガロン7マイルの燃費だそうだ。日本式に言うとリッター3キロ弱である。この間人の胸ほどもある沼を通り抜けたよ、ビクともしなかったぜと自慢している。馬車を駆っての西部開拓時代のDNAがそうさせるのか、この広い大地に続くフリーウエイがそうさせるのか、この国には軽量、小形、低燃費の次世代小型車など受け入れられるのだろうかと心配になった。
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28 Sep 2011 06:55:34 am |
世界の「大きな損失」 |
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持続可能社会建設を推進した賢人
去る9月25日、ケニアのワンガリ・マータイ(Wangari Muta Maathai Dr.)博士(71)が他界された。1977年にグリーンベルト・ムーブメントを設立して4000万本以上の苗木を植えた。モッタイナイ・キャンペインを世界に提唱、2004年にはノーベル平和賞を受賞された。各国首脳は「大きな損失」と哀悼を示している。
マータイ博士の御冥福をお祈りいたします。
世界は人間が必要とするものは全て備えているが、人間の欲望を満たす用意はない。 ―― マハトマ・ガンジー
2008年のリーマンショック以来、経済不況は世界に数百万の家族を貧困、ホームレス、さらには飢餓におとしいれ、現在も続いている。世界は限られた資源を浪費をすることなく貧しい人々にも行きわたらせる事ができる、賢い方法を見つけ出さなければならない、緊急に。
この問題を突き詰めると、物質に対する欲望から離れても満足感を得ると言う事がいかに難しいことかと言う壁にぶつかる。ファクター5では、この角度からも提言をしているので、折々に紹介して行きたい。
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15 Aug 2011 09:20:21 am |
ダンテの森の管理人です |
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ダンテの森の管理人の吉村皓一です。
1947年生まれの団塊世代です。バブル時代を謳歌し、何度かの経済ショックも乗り越えてきました。その間に自分に刷り込まれた、経済は発展を続けると言う右肩上がり思考はなかなかぬぐい去ることはできませんでした。しかし、そのうち経済成長ありきの考え方に違和感を感じるようになったのは、1999年にウルリッヒ・フォン・ワイツゼッカー博士の「ファクター4」を読んだ事がきっかけだったのかも知れません。ファクターは倍率のことです。エネルギー効率を上げること=消費を下げることで同じ仕事やサービスをより少ないエネルギー消費で行える方法が多岐にわたって書かれています。当時、この本には何十もの地球温暖化の解決策が書かれており、それらは全て今すぐにでも実行可能なものに見えました。それを実行することで地球温暖化を止める事が可能だな、と半ば勝手に安心した気になりました。しかしその反面、それを実現すると数多くの既得権益が消え去る事になり、産業、金融、教育、ひいては国民の価値観まで変えてゆかねばならず、政治体制の根幹から変化しなければならないので、実現は難しいなと私なりの結論に達し、この本の事も忘れていました。その後911があり、リーマンショックがあり、私の中に巣くっていた成長経済万能の考え方は間違っていると考えるに到りました。その後、民主党政権となり何か政治に変化が現れるのかとの淡い期待も破れ、焦燥感は増すばかりでした。
2010年5月に東京で開かれたワイツゼッカー博士の講演会を聴く機会が有り、続編の「ファクター5」が上梓されている事も知りました。その後「ファクター4」を再読して驚かされたのは、提案されている数十の実現可能と思われる項目の内、実現されたのはハイブリッドカーくらいしか無かった事です。増え続けるエネルギー消費にブレーキを掛けるような政策は無く、それどころか増大するエネルギーを供給し続ける為に日本では「原子力立国構想」がぶちあげられていました。そして3月11日を迎えました。その直後ワイツゼッカー博士は「100年後200年後に、人類が原発から別離するきっかけとなったのはフクシマだったと言われるだろう。」とのコメントを出していました。
私は今「ファクター5」を英語、ドイツ語版で読んでいますが、和訳が出るとの情報は得ておりません。どなたかご存知なら教えて戴きたいと思います。この本は出来るだけ大勢の方に読んで戴きたいのですが、400ページ以上もあるハードカバーでどちらかと言うと学術書に近い本ですから、どうしても取っつき難いのでは無いかと思います。
そこで、私が一念発起してブログを立ち上げ「ファクター4」と「ファクター5」の内容を私なりに消化して毎日少しずつ紹介して行こうとしているものです。どこまで続けられるか分かりませんが、頑張りたいと思っています。
最後にブログの題名について一言。ダンテは「神曲」の中で森の中に迷い込みます。この森とはいわゆる娑婆世間の事であり、悩めるダンテ本人の心の中であり、現代社会そのものと言って良いと思います。それで「ダンテの森」としました。何故ダンテなのか?私の同居人で今年10歳になるアメショーの男の子の名前だからです。 |
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